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猫好き父さんは大のあんこ好き、あんこ好きが高じて、あんこといえば小豆、小豆といえば北海道、北海道といえば十勝。ということで遂に北海道は十勝地方に移住してしまいました。十勝といえばお菓子の国、有名な六花亭や柳月があります。また、コンビニはセイコーマート。おいしいお菓子のことやセコマのことや十勝の暮らしについてお伝えしようと思います。
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十勝エコロジーパークでクマゲラに出会った🐥十勝の自然
十勝エコロジーパークでクマゲラに出会った
こんにちは
猫好き父さんです
それはほんとに偶然の出来事でした
十勝エコロジーパークに
タンチョウを観にいったところ
流石に簡単には観れないねえと
あきらめていたところ
目の前を
大きな黒い鳥が飛んでいくでは
ありませんか
なんだ、今の?
カラスじゃないねと
ちょっと離れた木に止まったので
良く見ると
なんと幹に止まっているじゃありませんか
こういう止まり方をするのは
キツツキの類ですよねえ
ということで、カメラを最大望遠で撮ってみると
なんとクマゲラでした
でかいですねえ
普段良く見るアカゲラとは
大違いです
クマゲラ
クマゲラは、日本に生息するキツツキの仲間で、特にその大きさと独特の生態から「森の守り神」とも呼ばれる、非常に特徴的な鳥です。現在、北海道でも広く生息しています。
クマゲラの基本情報と特徴
- 日本最大のキツツキ: 全長約46cm、翼を広げると66cmにもなる、日本で最も大きなキツツキです。カラスほどの大きさがあります。
- 特徴的な外見:
- 全身が漆黒の羽毛で覆われています。
- オスは頭部全体(額から後頭部まで)が鮮やかな赤色をしており、まるで赤いベレー帽をかぶっているように見えます。
- メスは後頭部のみが赤色です。
- くちばしは黄色で、これを鑿(のみ)のように使って木に穴を開けたり、餌を探したりします。
- 分布: 日本では主に北海道全域に分布しており、東北地方北部(青森県、秋田県、岩手県の一部)にも少数が生息しています。本州のクマゲラは特にブナ林に依存していると考えられています。
- 生息環境: 針広混交林やブナ林などの広葉樹林に生息し、特に営巣や採餌のために大径木(大きな木)を必要とします。
生態と行動
- 鳴き声とドラミング:
- 「キョーン、キョーン」と甲高い声で鳴くことが多く、森に響き渡ります。飛ぶときは「コロコロコロコロ…」といった声を出すこともあります。
- キツツキの特徴である**ドラミング(木を叩く音)**も行い、その音は非常に大きく、遠くまで響きます。縄張りの宣言や求愛行動に使われます。
- 食性:
- 主な餌はアリで、特にムネアカオオアリやトビイロケアリを好んで食べます。木の中や倒木、切り株にいるアリを食べるために、大きな穴を開けて掘り進みます。
- アリ以外にも、枯れ木などに生息するカミキリムシなどの昆虫の幼虫も食べます。
- 晩秋から冬期にかけては、ツタウルシ、ホオノキ、キハダなどの木の実も食べることがあります。
- 営巣:
- 繁殖のためには、幹の直径が約70cm以上の大径木に、自身で縦長(約15cm×10cm)の大きな巣穴を掘ります。他のキツツキが丸い穴を開けるのに対し、クマゲラの巣穴は長楕円形をしているのが特徴です。
- オスとメスが協力して巣穴を掘り、抱卵や給餌を行います。
- 営巣木以外にも、夜に眠るための「ねぐら木」を複数持っていることがあります。
- 行動圏: つがい(ペア)は基本的に一年中同じ地域に生息しますが、行動圏は広く、繁殖期で約250〜300ha(ヘクタール)が必要と推定されています。
保全状況と課題
- 天然記念物: クマゲラは、その生息数が少ないことから、国の天然記念物に指定されています。
- レッドリスト: 環境省のレッドリストでは**絶滅危惧II類(VU)**に指定されています。特に本州に生息するクマゲラは生息環境の減少などにより、さらに絶滅の危険性が高まっていると懸念されています。
- 保全の重要性: クマゲラは広大な森林を必要とし、特に巣穴を掘るための大径木が不可欠なため、森林の伐採や環境変化がその生息に大きな影響を与えます。豊かな森林環境の指標となる存在であり、その保全は日本の生物多様性を守る上で非常に重要です。
北海道では比較的見られる機会も多いクマゲラですが、その存在は森林生態系の健全さを示すバロメーターでもあります。もし森の中で「キョーン、キョーン」という声や、力強いドラミングの音が聞こえたら、近くにクマゲラがいるかもしれません。
クマゲラの名前の由来
クマゲラという名前の由来は、主にその特徴的な外見と大きさにあります。
漢字で書くと「熊啄木鳥」となります。この漢字が、名前の由来をよく表しています。
-
「クマ」について:
- 「熊」は「大きい」という意味で使われています。クマゲラは日本に生息するキツツキ科の中で最大種であり、カラスほどの大きさがあります。この巨体が、哺乳類のクマを連想させ、「大きなキツツキ」という意味で「クマ」の字が当てられたとされています。
- 色との関連: 全身が黒い羽毛で覆われていることも、「熊」という言葉を連想させる一因になったと考えられます。
-
「ゲラ」について:
- 「ゲラ」はキツツキ類の和名によく使われる接尾語で、その語源には諸説あります。
- 最も有力な説は、**「木を突つく(啄む)鳥」**という意味で、「啄木鳥(きつつき)」の「啄(きつつ)」が変化して「ケラツツキ」となり、さらに短縮されて「ケラ」になったというものです。
- また、キツツキが木をつつく音を「ケラケラ」と聞きなしたことから来ているという説もあります。
- クマゲラ以外のキツツキにも「アカゲラ」「アオゲラ」「コゲラ」など、「ゲラ」がつく種が多いことからも、この「ゲラ」が「キツツキ」の仲間であることを示していることがわかります。
まとめ
したがって、クマゲラという名前は、**「体の色が黒く、特に大きいキツツキ」**という特徴を直接的に表現していると言えるでしょう。漢字の「熊」が大きさを、「啄木鳥」がキツツキであることを示しています。
アイヌの人々の間では「チプ・タ・チカップ」(丸木舟を彫る鳥)と呼ばれ、ヒグマの居場所を教えたり道案内をしたりする神として崇められていたという言い伝えもありますが、和名の「クマゲラ」は直接的にはその体の大きさと色に由来すると考えられています。
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