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猫好き父さんは大のあんこ好き、あんこ好きが高じて、あんこといえば小豆、小豆といえば北海道、北海道といえば十勝。ということで遂に北海道は十勝地方に移住してしまいました。十勝といえばお菓子の国、有名な六花亭や柳月があります。また、コンビニはセイコーマート。おいしいお菓子のことやセコマのことや十勝の暮らしについてお伝えしようと思います。
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クリスマスまでワインのアドベントカレンダーで楽しむ!7日目🍷十勝ライフ
ワインのアドベントカレンダーで楽しむ!7日目
こんにちは
猫好き父さんです
華々しく?始まりました
その7日目です
7日目のワインは
ポルトガルの白ワイン
このシリーズはあえて癖のないというか
ある意味飲みやすいワインが選ばれているみたいです
それと
検索しても出てこない
このシリーズでしか買えない
ような日本ではレアなワインが選ばれている気がします
Day 7
ポルトガル
パステル・デ・ナタ
伝統的なスイーツのパステル・デ・ナタは日本でお馴染みのエッグタルトのルーツになったも のです。エッグタルトを生み出した本場のパステル・デ・ナタ1度は食べてみたいですね。
トゥード・ペン22
ボルトガル/白・辛口
フェルナン・ピレス/アリント
グレープフルーツやライムの香りのほか、トロピ カルフルーツ香やミネラル香も感じられます。 味はまろやかでやや控えめ。果実味と一体化し ており、全体的にマイルドで非常に飲み心地の 良いワインです。
合う料理:
白身魚のグラタン、タコのマリネ
TUDO BEM
Π
パステル・デ・ナタ(pastel de nata)は、パステル・デ・ベレン(pastel de Belém)とも呼ばれる小さなカスタードクリーム入りタルトで、ポルトガルの菓子店やカフェで売られている。複数形はパステイス〜(Pastéis -)。
日本などではエッグタルト(egg tart)とも呼ばれているが、本来のエッグタルトはポルトガル発祥のパステル・デ・ナタの影響を受けてマカオで生み出されたものを指す。
フェルナン・ピレス(Fernão Pires、マリア・ゴメス Maria Gomesとも言います)は、ポルトガルで最も栽培量の多い品種の一つで、特にテージョ、リスボン、バイラーダ地方で多くみられます。
非常にアロマティックなのが特徴。レモン、ライム、バラやその他お花、みかん、オレンジなどが感じられるかもしれません。
ポルトガルの全土にわたり栽培されている品種ですが、ヴィーニョ・ヴェルデ地方ではペデルナン( Pedernã)という名前で呼ばれることもあります。
爽やかな酸味と、多くの場合ミネラル感が特徴で、ワインにいきいきとした印象を与える品種です。リンゴ、ライム、レモンなどを連想させます。
TUDO BEM
ポルトガル語で「元気だよ」という意味らしいです
パステル・デ・ナタ(Pastel de Nata)とは?
パステル・デ・ナタは、ポルトガルを代表する伝統的なお菓子で、サクサクのパイ生地の中に、濃厚でクリーミーなカスタードクリームが入った小さなタルトです。焼くと表面に独特の焦げ目がつき、この焦げ目が香ばしさと風味のアクセントになっています。
歴史と起源
パステル・デ・ナタの起源は、18世紀初頭の**ジェロニモス修道院(Mosteiro dos Jerónimos)**に遡ります。
修道院の伝統: 当時、修道院では洗濯の糊付けに卵白が大量に使われていました。そのため、余った卵黄を有効活用するために様々な菓子が作られており、パステル・デ・ナタもその一つとして誕生しました。
ベレン地区の菓子店: 1834年に修道院が閉鎖された後、修道士たちはそのレシピを近隣の砂糖精製工場に売却しました。そして、その工場が、現在の**「パステイス・デ・ベレン(Pastéis de Belém)」**という菓子店となり、1837年からこのタルトを製造・販売し始めました。
世界への広がり: ポルトガルがかつて海洋大国であったこと、そしてブラジルやマカオなど、世界各地に植民地を持っていたことから、パステル・デ・ナタはこれらの国々にも伝わり、それぞれ独自の進化を遂げて広く愛されるようになりました。特にマカオでは「エッグタルト」として非常に有名です。
特徴と製法
パステル・デ・ナタの魅力は、そのシンプルな見た目からは想像できないほど、繊細な食感と味わいのコントラストにあります。
生地:
外側は何層にも重なった薄いパイ生地(フィロ生地に似たもの)で、焼くと非常にサクサクとした、軽い食感になります。バターがたっぷり使われており、香ばしさが特徴です。
カスタードクリーム:
中は、卵黄、牛乳、砂糖、小麦粉(またはコーンスターチ)をベースにした濃厚でとろけるようなカスタードクリームです。バニラやレモンピール、シナモンなどで香り付けされることもあります。
表面の焦げ目:
高温のオーブンで短時間で焼き上げられるため、カスタードの表面に独特の斑点状の焦げ目がつきます。この焦げ目が、香ばしさとわずかな苦味のアクセントとなり、パステル・デ・ナタの個性を際立たせています。
食べ方と楽しみ方
パステル・デ・ナタは、焼きたて熱々を食べるのが一番美味しいとされています。
そのまま: 熱々のものを一口食べると、外側のサクサクとした生地と、中のとろけるカスタードのコントラストが楽しめます。
シナモンと粉砂糖: 食べる直前に、お好みでシナモンパウダーや粉砂糖をかけて食べるのが伝統的なスタイルです。これにより、香りが増し、さらに深みのある味わいになります。
飲み物: コーヒー(特にエスプレッソ)、紅茶はもちろんのこと、ポートワインなどの甘口ワインとも相性が良いです。
ポルトガルでの人気
ポルトガルでは、カフェやパティスリー(菓子店)の定番中の定番であり、一日中いつでも楽しむことができる国民的なおやつです。特にリスボンの「パステイス・デ・ベレン」は、オリジナルのレシピを守り続ける老舗として、地元の人々はもちろん、世界中の観光客で常に賑わっています。
パステル・デ・ナタは、ポルトガルの歴史と文化、そして素朴な美味しさが凝縮された、まさに「食べる文化遺産」とも言えるお菓子です。
ポルトガルは、その長い歴史と多様なブドウ品種、そして独自のワイン文化を持つ、世界でもユニークなワイン生産国です。特に、酒精強化ワインであるポートワインやマデイラワインが有名ですが、近年ではスティルワイン(非酒精強化ワイン)の品質も飛躍的に向上し、国際的に高い評価を得ています。
ポルトガルワインの歴史
ポルトガルでのブドウ栽培の歴史は非常に古く、約4,000年前にフェニキア人によって伝えられたと言われています。その後、ローマ人によってワイン造りが広まり、キリスト教の普及とともに発展しました。
18世紀には、イギリスとの貿易が活発になり、特にドウロ地方のワインが人気を博しました。この時期に、長距離輸送に耐え、品質を保つためにブランデーを添加する「酒精強化」の技術が確立され、ポートワインが誕生しました。1756年には、世界で初めての原産地呼称制度(DOC)がポートワインのためにドウロ地方に導入され、ワインの品質保護と管理が行われるようになりました。
19世紀にはフィロキセラ(ブドウの害虫)の被害に遭い、ワイン産業は大きな打撃を受けましたが、接ぎ木技術の導入によって復活を遂げました。20世紀後半には、カーネーション革命を経て民主化が進み、ワイン産業も近代化と品質向上に力を入れるようになりました。
ポルトガルワインの主な特徴
固有品種の宝庫:
ポルトガルには、250種以上もの固有のブドウ品種が存在すると言われています。これは、外部からのブドウ品種の導入が比較的少なかったため、独自の品種が守られてきた結果です。これらの固有品種が、ポルトガルワインの多様で個性豊かな味わいを生み出しています。
主要な黒ブドウ品種:
トウリガ・ナショナル(Touriga Nacional): ポルトガルで最も高貴な品種とされ、ポートワインや高品質なスティルワインに用いられます。ラズベリー、スミレ、革のような香りが特徴で、凝縮感と力強いタンニンを持ちます。
トウリガ・フランカ(Touriga Franca): ポートワインの主要品種の一つで、ブラックベリーやバラの香りが特徴。色調とタンニンが鮮やかです。
ティンタ・ロリス(Tinta Roriz)/ アラゴネス(Aragonez): スペインのテンプラニーリョと同じ品種。果実味豊かで、熟成能力も高いです。
バガ(Baga): バイラーダ地方の主要品種で、力強いタンニンと酸が特徴。長期熟成に向くワインが造られます。
トリンカデイラ(Trincadeira): アレンテージョ地方などで栽培され、強烈な色と優れたタンニンを持ちます。
主要な白ブドウ品種:
アルヴァリーニョ(Alvarinho): ヴィーニョ・ヴェルデ地方の主要品種で、華やかな果実味と心地よい酸味が特徴。
ロウレイロ(Loureiro): ヴィーニョ・ヴェルデ地方で広く栽培され、月桂樹のような独特の芳香と爽やかな酸味、ミネラル感が特徴です。
エンクルザード(Encruzado): ダン地方の代表的な白ブドウで、酸味と果実味のバランスが良く、香りの高いワインが造られます。
フェルナン・ピレス(Fernão Pires)/ マリア・ゴメス(Maria Gomes): ポルトガルで最も多く栽培される白ブドウ品種で、フローラルな香りと穏やかな酸味が特徴です。
多様なワインスタイル:
スティルワインだけでなく、酒精強化ワイン、微発泡ワイン、スパークリングワイン、甘口ワインなど、非常に多様なスタイルのワインが生産されています。
原産地呼称制度(DOC/DOP):
ポルトガルには、31のDOC(Denominação de Origem Controlada)またはDOP(Denominação de Origem Protegida)地域があります。これはEUのワイン法における最上位の格付けで、ブドウ品種、収穫量、醸造方法などに厳しい規定があります。その下にIGP(Indicação Geográfica Protegida、旧Vinho Regional)やVinho(テーブルワイン)といったカテゴリーがあります。
主要なワイン産地と代表的なワイン
ポルトガルは、大きく分けて14のワイン生産地域(ヴィーニョ・レジョナル)に分類され、それぞれに特色あるワインが造られています。
ドウロ(Douro):
ポートワイン: ポルトガルを代表する酒精強化ワイン。発酵途中にブランデーを添加して造られる甘口ワインで、食後酒として楽しまれます。ルビー、トウニー、ヴィンテージなど様々なタイプがあります。
ドウロ・スティルワイン: 近年、ポートワインの生産地であるドウロ地方で造られるスティルワインの品質が飛躍的に向上し、国際的に高い評価を得ています。凝縮感があり、力強い赤ワインが特徴です。
ヴィーニョ・ヴェルデ(Vinho Verde):
ポルトガル北西部に位置し、「緑のワイン」という意味を持つ産地です。若々しく、フレッシュで、わずかに微発泡性を持つ白ワインが有名です。アルコール度数が比較的低く、爽やかな酸味とフルーティーさが特徴で、夏にぴったりのワインです。アルヴァリーニョやロウレイロといった固有品種が使われます。
バイラーダ(Bairrada):
大西洋に面した地域で、固有品種のバガから造られる力強くタンニンの豊かな赤ワインが有名です。長期熟成に向くワインが多く、近年はよりモダンで飲みやすいスタイルのワインも増えています。
ダン(Dão):
ポルトガル中央部の内陸に位置し、花崗岩土壌が特徴です。重厚でエレガントな赤ワインが約80%を占め、トウリガ・ナショナルやティンタ・ロリスなどが使われます。白ワインもエンクルザード種を中心に高品質なものが造られています。
アレンテージョ(Alentejo):
ポルトガル南部に広がる広大な地域で、コルク樫の森が有名です。夏は非常に暑く乾燥しており、力強く果実味豊かな濃密な赤ワインが多く生産されます。トリンカデイラやアラゴネスなどが主要品種です。
リスボン(Lisboa):
首都リスボン周辺に広がる産地で、多様なスタイルのワインが造られています。国際品種と固有品種の両方が栽培されており、コストパフォーマンスに優れたワインが多く見られます。
マデイラ(Madeira):
大西洋に浮かぶマデイラ島で造られる酒精強化ワイン。独特の「エストゥファージュ(加熱熟成)」という製法によって、カラメルやナッツ、ドライフルーツのような複雑な風味を持ち、長期保存が可能なワインです。食前酒や食後酒として、また料理にも使われます。
ポルトガルワインは、その多様性と独自の個性から、ワイン愛好家にとって非常に魅力的な選択肢となっています。ぜひ様々な地域のワインを試して、お好みのスタイルを見つけてみてください。
ポルトガルは、その多様な土着品種とテロワールから、非常に個性豊かで高品質な白ワインを数多く生み出しています。酒精強化ワインのイメージが強いかもしれませんが、近年スティル白ワインの品質が飛躍的に向上し、国際的に注目されています。
ポルトガル白ワインの主な特徴
固有品種の宝庫:
ポルトガルの白ワインは、国際品種(シャルドネ、ソーヴィニヨン・ブランなど)も使われますが、その真骨頂は豊富な土着品種にあります。250種以上と言われるポルトガルの固有品種の多くは白ブドウであり、これらがワインに多様なアロマ、フレーバー、テクスチャーを与えています。
多様なスタイル:
微発泡の爽やかなものから、しっかりとしたボディを持つ樽熟成タイプ、アロマティックなもの、ミネラル感が豊富なものまで、非常に幅広いスタイルが存在します。
フレッシュさとミネラル感:
大西洋の影響を受ける地域が多く、多くの白ワインが生き生きとした酸と心地よいミネラル感を持ち合わせています。
主要な白ブドウ品種と産地
ポルトガルの白ワインは、地域によって使用されるブドウ品種やスタイルが大きく異なります。
ヴィーニョ・ヴェルデ(Vinho Verde)
産地: ポルトガル北西部のミーニョ地方。
特徴: 「緑のワイン」という意味を持つ通り、若々しく、フレッシュで、わずかに**微発泡性(微炭酸)**を持つのが最大の特徴です。アルコール度数が比較的低く、爽やかな酸味とレモンや青リンゴのようなフルーティーさが魅力です。
主要品種:
アルヴァリーニョ(Alvarinho): 最も高品質とされる品種で、華やかなアロマと豊かな果実味、しっかりとした酸を持ち、微発泡性が少ないこともあります。熟成能力も秘めています。
ロウレイロ(Loureiro): 月桂樹(ロウレル)のような独特の芳香と、爽やかな酸味、フローラルなニュアンスが特徴です。
トラジャドゥーラ(Trajadura): 酸が穏やかで、ワインにボディと丸みを与えます。
ペアリング: 魚介料理全般(特にシーフードのマリネやグリル)、サラダ、和食など。
ダン(Dão)
産地: ポルトガル中央部の内陸、ベラス山脈に囲まれた高原地帯。
特徴: 赤ワインが有名ですが、白ワインも近年品質が向上しています。花崗岩土壌が特徴で、エレガントでミネラル感のある白ワインが造られます。
主要品種:
エンクルザード(Encruzado): ダン地方を代表する白ブドウ。豊かなアロマと酸味、果実味のバランスが良く、樽熟成にも耐えうる品種です。熟成により複雑な香りを増します。
マルヴァジア・フィナ(Malvasia Fina): フローラルな香りを持つ品種。
ペアリング: 白身肉、クリームソースのパスタ、魚のロースト。
バイラーダ(Bairrada)
産地: 大西洋に面した沿岸部。粘土質土壌が特徴。
主要品種:
ビカル(Bical): 最も重要な白ブドウ品種。しっかりとした酸とミネラル感があり、フレッシュなスタイルから、熟成により複雑さが増すものまで様々です。
マリア・ゴメス(Maria Gomes)/ フェルナン・ピレス(Fernão Pires): フローラルでアロマティックな香りが特徴。
ペアリング: 魚のグリル、シーフードパエリア、アサリのワイン蒸し。
リスボン(Lisboa)
産地: 首都リスボン周辺。多様な微気候を持つ広大な地域。
特徴: コストパフォーマンスに優れた幅広いスタイルのワインが造られます。
主要品種:
アリント(Arinto): ポルトガル全体で広く栽培される白ブドウ。高い酸とミネラル感が特徴で、フレッシュで柑橘系の香りが魅力です。熟成も可能です。
フェルナン・ピレス(Fernão Pires): フローラルな香りと穏やかな酸を持つ。
ペアリング: タパス、軽食、シーフード。
アレンテージョ(Alentejo)
産地: ポルトガル南部の広大な地域。夏は非常に暑く乾燥。
特徴: 白ワインも造られますが、赤ワインに比べると生産量は少ないです。温暖な気候を反映し、果実味が豊かで、比較的ボディのある白ワインが生まれます。
主要品種:
アンタオン・ヴァス(Antão Vaz): アレンテージョの代表的な白ブドウ。酸味が穏やかで、熟したトロピカルフルーツのアロマと、ふくよかなボディが特徴です。樽熟成にも適しています。
ペアリング: ポークソテー、ハーブチキン、クリーム系の魚料理。
ポルトガル白ワインの楽しみ方
ポルトガルの白ワインは、その多様性から、様々なシーンで楽しめます。
ヴィーニョ・ヴェルデ: 夏の暑い日に冷やして楽しむのに最適です。微発泡が爽やかさを引き立てます。
エンクルザードやアリント: 食事との相性が良く、幅広い料理に合わせられます。
アンタオン・ヴァス: 凝縮感があるため、少しリッチな料理にも合わせられます。
ポルトガルの白ワインは、まだあまり知られていない宝物のようなワインが多く存在します。ぜひ様々な品種や産地のワインを試して、その奥深さを体験してみてください。
フェルナン・ピレス(Fernão Pires)とは?
**フェルナン・ピレス(Fernão Pires)**は、ポルトガルで最も広く栽培されている白ブドウ品種の一つです。特にポルトガル中部のリスボン(旧エストレマドゥーラ)地方、バイラーダ地方などで多く栽培されています。
フランスのマルセイユ地方に伝わったとされる伝説の人物「フェルナン・ピレス」にちなんで名付けられた、という説もありますが、ブドウ品種としての歴史は古く、その名は18世紀には既に文献に登場しています。バイラーダ地方では**マリア・ゴメス(Maria Gomes)**という別名でも知られています。
フェルナン・ピレスの主な特徴
香りの豊かさ
フェルナン・ピレスの最大の魅力は、その豊かでアロマティックな香りです。
フローラル: ジャスミン、オレンジの花、ローズなどの白い花の香りが特徴的です。
フルーティー: 柑橘類(レモン、ライム)、青リンゴ、洋梨、アプリコット、メロンといった果実の香りが感じられます。
その他: マスカットのような甘い香りや、わずかにスパイスやハーブのニュアンスを持つこともあります。
完熟すると、トロピカルフルーツのようなより濃厚な香りになる傾向があります。
早熟性と高収量性
早熟: 比較的早く熟す品種であるため、収穫期が短く、栽培しやすいという特徴があります。
高収量: 一本の木から多くのブドウが収穫できる高収量品種でもあります。このため、かつては大量生産のテーブルワインの原料として広く使われていました。
酸味とボディ
穏やかな酸味: 一般的に酸味は穏やかで、フレッシュな口当たりが特徴です。しかし、これが過度に熟すと酸味が不足し、ワインが平板になるリスクもあります。
ミディアムボディ: 多くはミディアムボディで、口当たりがまろやかなワインになります。
酸化しやすい特性
フェルナン・ピレスは、比較的酸化しやすい特性を持っています。そのため、ワインの鮮度を保つためには、収穫から醸造、瓶詰めまでの工程で酸素との接触を最小限に抑える工夫が必要です。これが、早飲みスタイルのワインが多い理由の一つでもあります。
フェルナン・ピレスが使われるワイン
フェルナン・ピレスは、その多様性から様々なスタイルのワインに使われます。
スティルワイン(白ワイン):
フレッシュな辛口: 多くの場合は、早めに収穫し、ステンレスタンクで発酵・熟成させることで、アロマティックでフレッシュな辛口白ワインが造られます。
アロマティックな辛口: 花や果実の香りが豊かなため、アペリティフ(食前酒)や、軽めの食事との相性が良いです。
樽熟成: 一部の生産者では、樽熟成を行うことで、より複雑でコクのあるワインを造る試みもされています。
ブレンド: 他の品種(例:アリント、ロウレイロなど)とブレンドされることで、酸味や骨格を補い、バランスの取れたワインになることも多いです。
スパークリングワイン:
豊かなアロマと比較的穏やかな酸は、スパークリングワインの原料としても適しており、ポルトガルのスパークリングワインにも使われています。
甘口ワイン:
完熟したフェルナン・ピレスは糖度が高くなるため、一部では甘口ワインの原料としても使用されます。
主要な産地
リスボン(Lisboa / 旧エストレマドゥーラ): 最も主要な栽培地の一つです。多様なミクロクリマがあり、様々なスタイルのフェルナン・ピレスが造られています。
バイラーダ(Bairrada): 「マリア・ゴメス」の別名で知られ、この地域の伝統的な白ワインやスパークリングワインに使われます。
テージョ(Tejo / 旧リバテージョ): リスボンの東に位置する産地で、ここでも広く栽培されています。
アレンテージョ(Alentejo): ポルトガル南部でも栽培されており、温暖な気候のため、より熟した果実味を持つワインになります。
料理とのペアリング
フェルナン・ピレスのワインは、そのアロマティックな香りと穏やかな酸味から、幅広い料理と相性が良いです。
魚介料理: 魚のグリル、シーフードパスタ、エビやイカのフリット、アサリのワイン蒸しなど、ポルトガルらしい魚介料理との相性は抜群です。
アジア料理: スパイスやハーブを使ったアジア料理、特にタイ料理やベトナム料理などとも意外なほどよく合います。
鶏肉料理: 鶏肉のソテーやロースト、ハーブチキン。
野菜料理: 軽めのサラダ、野菜のフリット。
アペリティフ: 食前酒として、そのフレッシュなアロマを楽しむのもおすすめです。
フェルナン・ピレスは、ポルトガルの土着品種の多様性と魅力を知る上で、ぜひ試していただきたい品種の一つです。
アリント(Arinto)とは?
アリントは、ポルトガルを代表する最も重要な白ブドウ品種の一つです。特にその高い酸度が特徴で、温暖な気候のポルトガルにおいても、ワインにフレッシュさとミネラル感をもたらすことで知られています。ポルトガルの一部の地域では「ペデルナン(Pedernã)」という別名でも呼ばれています。
アリントの主な特徴
高い酸度
アリントの最大の特長は、その際立った酸味です。この酸がワインに生き生きとした印象を与え、暑い気候の産地でも清涼感が保たれるという大きな利点があります。これにより、熟度が十分に高まっても、ワインが重たくなりすぎず、バランスの取れた味わいを維持できます。
香りと味わい
香り:
若いうちは、リンゴ、レモン、ライム、グレープフルーツといったフレッシュな柑橘系や青い果実のアロマが中心です。
ミネラル: 火打石やチョークのようなミネラル感が感じられることもあります。
ハーブ: わずかにハーブや白い花のニュアンスが加わることもあります。
熟成や温暖な産地のものだと、桃やアプリコットなどのストーンフルーツ、ハチミツの香りが現れることもあります。
味わい:
ドライでクリスピー: 一般的に辛口で、すっきりとした飲み口が特徴です。
バランスの取れたボディ: 多くはライトからミディアムボディですが、骨格がしっかりしているため、決して水っぽい印象にはなりません。
熟成の可能性: 若い頃から楽しめますが、質の高いアリントは数年間の熟成によって複雑味と深みを増すポテンシャルを秘めています。熟成すると、ナッツや蜜、香ばしいニュアンスが加わります。
栽培特性
晩熟型: 他の品種に比べて熟すのが遅い傾向があります。
高い適応性: 様々な土壌や微気候に適応できる順応性の高さも持ち合わせています。
アリントが使われるワインと主要産地
アリントは、ポルトガル全土の多くの地域で栽培されており、単一品種のワインとしても、またブレンド用としても幅広く使われています。
リスボン地方(Lisboa)
特にブセーラス(Bucelas)DOCは、アリントの最も代表的な産地として知られています。ブセーラスの規定では、アリントを75%以上使用することが義務付けられており、この地域のアリントは品質が高いことで有名です。
ここでは、フレッシュでミネラル感豊か、かつエレガントな辛口白ワインが造られます。
ヴィーニョ・ヴェルデ地方(Vinho Verde)
ポルトガル北西部に位置する微発泡ワインで有名な地域です。ここでは「ペデルナン」の別名で呼ばれることもあります。
アルヴァリーニョやロウレイロといった他の主要品種とブレンドされることで、ワインに爽やかな酸とミネラル感を与えます。単一品種のアリントも生産されます。
アレンテージョ地方(Alentejo)
ポルトガル南部の広大な地域で、一般的に温暖で果実味豊かなワインが多いですが、アリントはここでは酸味を補うブレンド品種として重宝されます。アンタオン・ヴァスなどとブレンドされることが多いです。
その他
テージョ(Tejo)地方やダン(Dão)地方など、ポルトガル各地で栽培されており、フレッシュでバランスの取れた白ワインの生産に貢献しています。
その高い酸度から、スパークリングワインの原料としても人気があります。
料理とのペアリング
アリントのワインは、その高い酸とフレッシュさ、ミネラル感から、幅広い料理と好相性です。
シーフード: グリルした魚、牡蠣、貝類(アサリ、ムール貝)、シーフードパスタ、寿司や刺身、セビーチェなど、あらゆる魚介料理と抜群の相性です。特に、レモンやハーブを使ったシンプルな味付けの魚料理によく合います。
サラダ: シトラス系のドレッシングを使ったサラダ、フレッシュハーブを使ったサラダ。
白身肉: 鶏肉のローストやグリル、仔牛肉、豚肉のソテーなど。
チーズ: フレッシュなゴートチーズ(シェーブル)、ブリーのようなクリーミーなソフトチーズ、若いマンチェゴなどのセミハードチーズ。
ポルトガル料理: 塩漬けのタラを使った「バカリャウ」料理、エビのアヒージョなど、ポルトガルの伝統料理との相性も素晴らしいです。
アリントは、ポルトガルの白ワインの多様性と品質の高さを象徴する品種です。その爽やかでミネラル感豊かな味わいは、特に夏に冷やして楽しむのに最適です。ぜひ一度試してみて、その魅力を体験してください。
ポートワインは苦手なので買いませんでした
ビールも良いかなと
ウィスキーは酔うとつらいので
あっても良いかなとは思うのですが
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