真鍋庭園大好き！

  真鍋庭園（まなべていえん）

真鍋庭園（まなべていえん）

真鍋庭園（まなべていえん）は、北海道帯広市稲田町に位置する、広大な敷地を持つ美しい庭園です。音更町からも比較的近く、十勝エリアを代表する観光スポットの一つとして知られています。

特徴とコンセプト

真鍋庭園は、1966年に一般公開されて以来、時代と共に拡張を続け、約2万5千坪（約8.3ヘクタール）もの広さを誇ります。日本で初めて本格的な「コニファーガーデン」（針葉樹庭園）を提唱したことでも知られ、その名の通り、世界中から集められた数千種にもおよぶ針葉樹が主役の庭園です。

庭園は、大きく以下の3つのテーマに分かれて構成されており、それぞれの趣を楽しむことができます。

1. ヨーロッパガーデン: コニファーを中心に、北ヨーロッパやカナダなどの寒冷地の樹木が立ち並ぶ、ダイナミックで森のような空間です。赤い屋根の家がシンボルとなっており、異国情緒あふれる風景が広がります。
2. 日本庭園: 「真正閣」と呼ばれる明治時代に大正天皇の休憩所として建てられた武家屋敷風の建物を中心とした回遊式庭園です。地下から湧き出る水温14℃の地下水が流れ込む鯉の池があり、冬でも凍らないのが特徴です。
3. 風景式庭園: 自然の地形を生かした、広々とした開放的な庭園です。ハマナスやエゾアジサイなどの花々が彩りを添え、園内にはエゾリスや野鳥も訪れることがあり、豊かな自然を感じられます。モンスターを象ったユニークな「モンスターガーデン」なども近年設置されています。

見どころ

• 豊富なコニファーコレクション: 緑、黄、銀など様々な色合いの針葉樹が織りなす景観は圧巻です。開拓以前からの古木や、ここでしか見られない新品種の植物も多数展示されています。
• 四季折々の表情: 春の新緑、夏の深い緑と花々、秋の紅葉、そして冬の雪景色と針葉樹の対比など、訪れる季節によって異なる美しい姿を見せてくれます。
• 心地よい散策: 園路は舗装されており、歩きやすいように整備されています。バリアフリーにも配慮されており、オフロード用車椅子の貸し出しも行っています。
• エゾリスとの出会い: 開拓以前から真鍋庭園に住み続けているエゾリスは、園のシンボルマークにもなっており、散策中にその可愛らしい姿を見かけることもあるかもしれません。
• カフェとショップ: 園内には、十勝産の食材を使ったガレットやソフトクリームなどを提供する「とかち屋ガーデンカフェ ブルースプルース」や、最新の園芸品種やオリジナルグッズなどを購入できるガーデンセンターが併設されています。

開園期間と入場料

• 開園期間: 例年、4月下旬から11月下旬頃まで開園しています。冬季（12月～4月下旬頃）は休園となります。
• 営業時間: 4月～9月は8:30～17:30、10月は8:30～16:30、11月は8:30～15:30（最終入園は閉園の30分前まで）。
• 入場料: 大人1,000円、小中学生200円、幼児無料です。

アクセス

真鍋庭園は、帯広市内にあり、交通アクセスも便利です。

• JR帯広駅から車で約10分。
• とかち帯広空港から車で約20分。
• 路線バスも利用可能で、十勝バス「循環西廻り・工業高・北高」行きで「西4条39丁目」下車後、徒歩約5分です。

真鍋庭園は、植物への深い愛情と長年の努力によって育まれてきた、まさに「植物のモデルルーム」ともいえる場所です。広大な敷地で多様な植物と触れ合い、心身ともにリフレッシュできるでしょう。

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